※以下の文章は研究室の学生が書いたものです。
研究について
自分で興味のあるテーマを見つけ、先生や学生と議論し合いながら研究を進めます。
卒論・修論のページを見ていただければわかるように、研究テーマは多岐に渡っています。
たとえば、ある年では以下のようなテーマを研究していました。
- 訪日外国人流動データを用いた訪問地選択の可視化手法の開発
- 通過量の増加からみた商店街の活性化を目的とする施設の最適配置モデル
- 道路距離とホースの曲折に着目した消防活動困難区域の評価手法
- 歩行距離の上限と各駅の停車時間を考慮した時間圏域最大化問題
- ネットワーク上の連続的な移動需要に基づくフロー捕捉型配置問題とその拡張モデル
- 領域内と領域間の移動距離に着目した連続空間の分割モデル
- 湾岸地域における海上の直線横断経路の最適化モデル
研究成果を学会などで発表する機会なども設けられます。
また、例年8月ごろに慶應義塾大学栗田研究室、筑波大学鈴木研究室と合同夏合宿を行っています。冬にも他大学との合同ゼミを行っています。
輪講・ゼミ
輪講と卒論・修論ゼミが各週1回ずつあります。
輪講では、指定された本の内容を担当の学生が順々に講義していきます。過去には次のような本を読みました。
モデリングのおもしろさが体感できるような本を田中先生が入念に選んでいます。
- 最大値と最小値の数学, P.J.ナーイン(2015年度)
- Service Science,Mark S. Daskin(2015年度)
- なわばりの数理モデル-ボロノイ図からの数理工学入門-, 杉原厚吉(2016年度)
- 確率で読み解く日常の不思議: あなたが10年後に生きている可能性は?, P.J.ナーイン(2017年度前期)
- 複雑ネットワーク-基礎から応用まで-, 増田直紀・今野紀雄(2017年度後期)
卒論・修論ゼミでは、お互いに研究の進捗を報告し合います。前期に自分の興味のあるテーマを探し、夏休みから後期にかけて具体的な研究を進めます。
必要に応じて論文を読み、輪講のような形で内容をまとめたりもします。
自分の研究だけに執着するのではなく、みんなで意見し合うことでお互いに良いアイデアが生まれることもあります。
週1回の発表というのは少し大変ですが、一年間を通してゆっくりじっくり研究を進めていきます。
また、数理モデルだけでなくプログラミングにも重点を置いています。
言語は主にPythonを使っています。みんな最初は不慣れでしたが、輪講やゼミを通して段々と基本的な使い方を身につけています。
最後に
おそらく、ここに書いたこと以外で知りたい情報がまだまだあると思います。
興味のある方はぜひ25棟615B(先生の居室)や25棟617(学生部屋)に来てみてください!