「イノベーション創出のための機動的マネジメント」 研究部会 via リアルオプション分析

DMI (Dynamic Management for Innovation) & DVI (Dynamic Valuation for Innovation) via Real Options Approach

Last update 2020/1/1

DM研究部会は,日本リアルオプション学会(JAROS)の公開研究部会となりました.

最新の情報は,日本リアルオプション学会のHPへ, 

背景

金融分野から最初に提唱されたリアルオプションは,今ではコーポレート・ファイナンスに加えて,経営戦略論,経済学,リスクマネジメント,会計学,オペレーションズ・リサーチといった様々な分野でも標準的な考え方としてその原理が理解され,様々な応用が議論されています.
先行きが不透明な現代の環境において,不確実性の認識と,それに対する柔軟かつ機動的な意思決定を合理的に行うには,リアルオプションの原理を正確に理解することに加え,それらを実現するための金融技術や,データ解析能力,最適化をはじめとする数理技術,コンピュータの効果的な活用も重要な要件となります.

目的

このような背景のもと,DVI(DMI)研究部会では,様々なバックグラウンドを持った研究者と実務家を集めて,広くマネジメントに関係する概念,理論,分析技術,ツールを取り上げ,原理から応用までの幅広い分野の知識や関連技術を共有することにより,企業や社会が取り組んでいるイノベーションを創出するためのアイディアを生み出すことを目指します.

活動プラン

毎回1,2名の講演者を招待し,研究成果の報告のみならず,進行中の研究や新しい理論の紹介,問題点,新しいアイディアなどの報告行ってもらい,それを元に質の高い議論を行うことが出来る場を提供することから始めます.
そして,部会として成長オプションを獲得することにより,さらに具体的な問題に取り組む新たなステージに進むことを想定しています.

世話人

主査: 今井 潤一(慶應義塾大学)
幹事: 高嶋 隆太(東京理科大学), 伊藤 晴祥(青山学院大学)

第4回 DMI研究部会

1. 日時:2019年12月20日(金) 18:30—20:30
終了後,近隣での懇親会(今回は忘年会)も予定しております.
2. 場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎  462(50名教室) :建物は同じですが,いつもとは異なる6階の部屋になりました.
3. プログラム
18:30-20:30「 曖昧性を考慮した社会的厚生の最大化について」 辻村元男 (同志社大学 商学部教授)

4. 参加費:無料 (懇親会は実費)
5. 申し込み方法
会場の準備の関係で,以下のメールアドレスまで,ご所属,ご氏名,メールアドレスの情報と,懇親会への参加の有無をお送りください.
EMAIL: DMI2019.jaros(アットマーク)gmail.com

第3回 DMI研究部会

1. 日時:2019年11月15日(金) 18:30—20:30
終了後,近隣での懇親会も予定しております.
2. 場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎 7階(最上階) 472教室
3. プログラム
18:30-19:30 法政大学大学院 政策創造研究科 教授 小方信幸 「 SRIファンド採用銘柄のパフォーマンス分析」
19:30-20:30 株式会社野村総合研究所 上級研究員 小林孝明 「 SDGs投資と企業活動」

4. 参加費:無料 (懇親会は実費)

第2回 DMI研究部会

1. 日時:2019年9月20日(金) 18:30—20:30
終了後,近隣での懇親会も予定しております.
2. 場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎 472教室(確定)
3. プログラム
18:30--20:30 「クレジットリスクを考慮した企業の投資行動と資金調達についての最適戦略 」 芝田隆志(首都大学東京経営学研究科・教授)

要旨:
本講演では,企業のクレジットリスクを考慮した上で,コーポレートファイナンスの
中心課題である企業の投資行動と資金調達に関する最適戦略について考察する.
特 に,金融資本市場が不完全となる場合,企業の投資行動と資金調達がどのように変化
するのかについて考察する.

4. 参加費:無料 (懇親会は実費)

第1回 DMI研究部会 (終了)

1. 日時:2019年7月12日(金) 18:30—20:30
終了後,近隣での懇親会も予定しております.

2. 場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎 471教室

3. プログラム
18:30--18:40 研究部会設立に当たって :今井潤一(慶應義塾大学)

18:40--19:30 エネルギー・リスクマネジメント-リアルオプション,確率計画法の適用- :高嶋 隆太(東京理科大学)
概要:
これまで,リアルオプションや確率計画法といった不確実性下の意思決定に係る分析手法により,エネルギー産業の諸事業に対する評価・分析の研究が多く行われてきた。本発表では,これまでの研究から今後の傾向を紹介するとともに,エネルギーや環境に係る事業や問題へのそれらの分析手法の適用について言及する。

19:40--20:30 InsureTechを活用した保険商品と保険加入者の効用最大化: 相互宝の事例研究 :伊藤 晴祥(青山学院大学)

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